ネットワークの種類と接続形態【情報処理安全確保支援士・ネットワークスペシャリスト】

ネットワークの種類と接続形態について説明していきます

対応試験区分は
ITパスポート
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
情報処理安全確保支援士
ネットワークスペシャリスト
まで幅広く必要になる基本知識になります

ネットワークとは

まずネットワークとはパソコンやルータ等のネットワーク機器が
ケーブルなどで接続されて相互に接続して通信できる状態になっているものになります。

それに対してどこにもつながっておらずパソコン単独で存在する状態を
スタンドアローンといいます。
どこにもつながってないのでセキュリティ的には最強ですが、
youtubeも見れませんよね。。

このパソコンやルータやプリンタ等ネットワークを構成する機器をノードと呼びます。
ノードとノードを結ぶ線 つまりケーブルをリンクといいます。

リンク上を流れるデータをフローと言います。

LAN、WAN、インターネット


ネットワークには大きく3つの種類があります。
LAN、WAN、インターネットになります。

LANはLocal Area Networkの略でLocalとあるように
家庭や企業やビルなどといった一つの建物や施設程度の範囲で利用されているネットワークになります。

WANはWide Area Networkの略で
同一会社の支店等 場所が離れたLANとLANとを接続するネットワークです。

NTTやKDDIなどの通信事業者が提供する
IP-VPNや広域イーサネットなどのサービスを利用してこのLAN同士の接続が可能となっています。

インターネットは世界中のネットワークを相互接続した超巨大なネットワークです。

LANからインターネットに接続するためには
ISPといわれるインターネットサービスプロバイダとの契約が必要になります。

ISPがLANとインターネットの世界とをつなぐ橋渡しを行っています。

インターネットの範囲を狭めたものに
イントラネットというものがあります。

インターネット標準技術を用いて構築された企業内ネットワークのことです。

インターネットの世界はだれでもアクセス可能ですが、
イントラネットは特定の組織内のメンバのみに限定されています。

インターネットの世界は不特定多数がアクセス可能なのでセキュリティ的な問題があるため
イントラネットからインターネットにつなぐ際は、不正な通信を防ぐファイアウォールをその間に設置するのが
一般的です。

ネットワークトポロジ


端末やネットワーク機器をどのように接続するかという接続形態を
ネットワークトポロジまたはトポロジといいます。

まずバス型は
一本の基幹となるケーブルに各ノードを接続します。
この基幹ケーブルをバスといいます。

見ての通り基幹ケーブルが断線したりするとノード間の通信ができなくなります。

リング型は隣接しているノードを円状に接続する形態になります。
一か所障害が発生すると全体に影響が及んでしまいます。

スター型はハブやスイッチなどの集線装置に複数のノードを接続しているトポロジのことになります。
一つ断線しても被害が最小限になるため、現在の主流の形となっています。

メッシュ型はどこか一か所で障害が起きても迂回路を設けることで通信を継続できるため
信頼性が高い形態です。
その分設備投資が必要になります。

全ノードがお互いに接続している形態をフルメッシュ

部分的にメッシュになっているものをパーシャルメッシュ又は部分メッシュといいます。
部分メッシュはコストを抑えた感じになります。

これらのトポロジを複数組み合わせたものを
ハイブリッド型といいます。

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